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東京ヤーンクロールのあゆみ 2/3

執筆者の写真: Cassandra Harada
Cassandra Harada
3 日前
読了時間: 2分

第2回 「東京でも、これをやろう。」Yarn Crawlの誕生


そんなある日、Facebookを見ていて「New York City Yarn Crawl」というイベントが目に留まりました。

「Yarn Crawl」という名前の通り、いくつもの毛糸店を巡って楽しむイベントです。


もともとは、19世紀の変わり目頃から人気になった「Pub Crawl(パブ・クロール)」という文化から来ています。

パブを何軒もはしごしながら、友人たちと一晩を楽しむ。そんな社交的なイベントとして親しまれていた一方で、政治家が町のパブを一軒ずつ回り、そこで人々と話をするという、政治的な活動として行われることもありました。


20世紀半ばになると、大学生の間でもパブ・イベントが人気になり、仲間とのコミュニティを作ったり、パブでの時間を楽しんだりする場としても定着していきました。そして、この文化は海を渡り、アメリカでも広がっていきました。


やがてそのアイデアは、毛糸や繊維工芸のコミュニティにも取り入れられ、大好きな地域の毛糸店を応援するためのイベントへと発展していきます。


シカゴ、ニューヨーク、ロンドン、イギリスのスキップトン、サンフランシスコのベイエリア、カナダのトロント、スペインのバルセロナやマドリード、オーストラリアのヤラ・バレー……。

世界のあちこちで、毎年「Yarn Crawl」と呼ばれるイベントが開催されていました。


それを見て、私は思いました。


「東京でも、これをやろう。」

そこで、手芸関連の出版業界で長年仕事をしてきた、頼りになる人と一緒にこのイベントを実現することにしました。それがミネさんです。 彼女は、このイベントをずっと支えてくれている大切な存在です。

最初の年は、浦安、蔵前、代官山、下北沢、吉祥寺、そして府中の毛糸店を巡るツアーを企画しました。

長い一日でした。

たくさん歩いて、たくさん電車にも乗りました。でも、とにかく楽しかった!

参加者には、それぞれの店で小さなプレゼントが用意されていました。お店で少しゆっくり過ごしながら、その店がどんなものを扱っているのか、どんなことを大切にしているのかを知ることもできました。

東京の編み物の世界を実際に歩いて巡りながら、それぞれの店にどれだけ豊かな知識や経験が詰まっているのかを知る。そんな、ちょっと特別な機会だったと思います。

そしてイベントの最後にはパーティー!

参加者は抽選会にも参加でき、各店舗からご厚意で提供していただいた、たくさんの素敵な賞品が当たるチャンスもありました。



(続く)


 
 
 

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